ドローン開発
ドローンの活用は徐々に広がっており、農業や測量などのように既にドローンの活用が定着し始めている分野もあります。ドローンの活躍範囲は当面の間は広がっていくと予想されていますが、それに伴い今後は個々の目的に応じたカスタマイズ(ドローン開発)の重要性が増してきます。
ドローン開発が求められる理由
例えば、ドローンを使って農薬散布をする場合は、農薬を均一に散布するため決められたルートを2次元的に正確に飛行することが重要です。一方で、検査・点検の分野では、トンネルの内壁や建築物の外壁を上昇と降下を繰り返しながら壁に沿って飛びつつ赤外線カメラで撮影するため、高度方向の制御が重要になります。
このように、活用分野によってドローンに期待される機能・性能が異なるため、分野ごとあるいは個々のサービスごとのカスタマイズが重要です。ドローン市場の拡大に伴って競争が増えれば、他社との差別化のためにカスタマイズの重要性はさらに増していくと予想できます。
このような背景から、ドローン開発の需要は高まっており、またそれを可能とする技術者・エンジニアも求められています。
ドローンの開発プラットフォーム
ドローン関連の開発は規模が大きくなりやすく、何らかの開発プラットフォームを利用することが多いです。世の中にはドローンに関連する開発プラットフォームが数多く存在しており、例えば以下のようなプロジェクトが存在します。
ArduPilotやOpenTXのように特定の分野に特化したプロジェクトから、Dronecodeのように包括的なプロジェクトまで種類は様々です。特に、飛行制御のような機体ごとの差が出にくい部分では既存のプラットフォームを利用し、分野ごとあるいは個々のサービスごとのカスタマイズになる部分に開発のリソースを割くことが多いです。
このカテゴリでは、ドローン開発に利用できる開発プラットフォームの紹介や、具体的な使い方等を紹介します。実際にドローンを自作しつつ、活きた情報をまとめていきます。商業だけでなくホビーユーザーにとっても有用な情報を提供します。
また、ドローンのソフトウェア開発においては欠かすことのできない「プログラミング」については以下のページでまとめています。こちらも併せて参考にしてください。
カテゴリードローンプログラミング