ドローン・無人航空機の資格

ドローン資格解説!無人航空従事者試験(ドローン検定)は認定数No.1

ドローン検定協会認定資格「無人航空従事者試験(ドローン検定)」とは?

こんにちはー!このごろドローン操縦の資格に凝っているK-ki(K-ki@Ailerocket)です。JUIDA、DPA、DJIと、有名どころが認定している資格については一通り紹介してきました。そして今回は認定者数No.1の資格「ドローン検定」を紹介します。

JUIDA、DPA、DJIが認定する資格は、操縦技能と知識の両方を確認する資格なのに対し、ドローン検定は操縦に関する実技を伴わず筆記試験のみで取得できる資格です。しかし、ドローン検定を取得後に受講できる操縦実技の講習があったりと、実技を軽んじているわけではないんですよね。今回はドローン検定がどんな資格なのか、取得するとどんなメリットがあるのか等を紹介します!

ドローン検定(無人航空従事者試験)とは

ドローン検定 ロゴ

ドローン検定はドローン検定協会株式会社が認定する資格で、正式名称は「無人航空従事者試験」といいます。「D検」の略称で呼ばれることもあるようです。「無人航空機を取り扱う従事者の知識レベルを客観的に評価し、その資質向上と周囲の方への理解を広める」ことを目的に、年に6回(1月、3月、5月、7月、9月、11月)の筆記試験を実施して、合格者に資格を与えています。のべ認定者数は約2万人と、ドローンに関する資格の中では最も認定者数が多いと言われています。

ドローン検定(無人航空従事者試験)の認定制度
資格名称 無人航空従事者試験
認定団体 ドローン検定協会株式会社
認定内容 無人航空機を取り扱う従事者の知識レベルの客観的な評価
取得方法 無人航空従事者試験(1級~4級)に合格すること
取得費用 1級:18,300円
2級:12,200円
3級:5,600円
4級:3,000円
受講資格 1級:ドローン検定2級取得者
2級:ドローン検定3級取得者
3級:なし
4級:なし
有効期間・更新 なし

ドローンの主要な資格では唯一座学のみで取得できる

ドローンに関する資格の中では、知名度・権威性を考えると以下の4つが実用性があると言える資格です。

  • DJI JAPANが発行する「DJIスペシャリスト」他
  • ドローン操縦士協会(DPA)が発行する「ドローン操縦士回転翼3級」他
  • 日本UAS産業振興協議会(JUIDA)が発行する「無人航空機操縦技能証明証」他
  • ドローン検定協会が発行する「無人航空従事者試験 1級~4級」

ドローン検定の大きな特徴は、ここに取り上げた主要な4つの資格の中で唯一、筆記試験のみで取得できる資格だということです。

ドローン検定は1級~4級の4段階

ドローン検定は1級~4級の4段階に分かれています。級による違いは、主に試験範囲で、級が上がるにつれて試験範囲が広がります。当然、出題範囲が広いほうが対策が難しいので、試験としての難易度も上がっていきます。

ドローン検定の取得後に実技試験を受けられる

ドローン検定はの筆記試験を受験し、見事検定に合格すると、ドローン検定協会が主催するドローン操縦実技の講習を受講することができます。この講習を受けて最後にある試験を突破すれば、ドローン検定協会公認の「基礎技能ライセンス」や「応用技能ライセンス」が発行されます。

これらのライセンスは、JUIDA認定の「無人航空機操縦技能証明証」やDPA認定の「ドローン操縦士回転翼3級」などの資格と同じように、飛行許可申請時に添付することで必要書類の一部を省略することが可能です。

  • ドローン操縦士

ドローン検定の資格を取得するメリット

無人航空従事者試験、通称ドローン検定がどんな資格であるかはだいたい分かってもらえたと思います。筆記試験のみで取得できる資格であることは、他のドローン操縦資格との大きな違いですね。一方で、筆記試験のみで比較的簡単に取得できる資格であるため、無人航空従事者試験の資格を持っていることで得られるメリットは、他の資格に比べるとやや少ない面があります。

まずは資格について正しく理解するため、この資格を取得することで得られるメリットについて整理しておきましょう。

国土交通省の飛行許可申請時に資格の証明書を添付可能

ご存じのとおり、ドローンを飛ばすために資格は必要ありませんが、特定の空域及び方法で飛行する場合には国土交通大臣の許可又は承認が必要になる場合があります。これは航空法の規定によるものです。

ポイント

以下の空域を飛行する場合は、国土交通大臣の許可が必要です。

  • 空港等の周辺の上空の空域
  • 150m以上の高さの空域
  • 人口密集地区の上空

ポイント

以下の方法で飛行する場合は、国土交通大臣の承認が必要です。

  • 夜間飛行
  • 目視外飛行
  • 第三者の人又は物件から30m未満の飛行
  • イベント上空飛行
  • 危険物輸送
  • 物件投下

これらの条件で飛行する場合には申請書を提出する必要があります。ドローン検定の資格を取得していると、この申請書に資格を取得していることを示す証明書を添付することが可能です。

一方、JUIDAやDPAなどが認定する、ドローン操縦の実技も評価される資格を取得していると、この申請書において必要な書類の一部を省略することが可能です。ドローン検定の資格を所有しているだけでは、書類の省略まではできず、あくまで証明書の添付しかできないことに注意しましょう。

操縦実技系の資格取得の足がかりになる

しかしドローン検定の取得後には、ドローン検定協会が全国に展開する「ドローン教習所」というドローンスクールで、ドローンの操縦技能を身につけるための講習を受講することができます。この講習には、ドローン操縦の基礎を学ぶ「基礎技能講習」と、目視外や夜間など、地方航空局長の承認が必要となる特定の飛行方法でドローンを飛ばすための技術を学ぶ「応用技能講習」が用意されています。

参考【 ドローン教習所 】 公式サイト |ドローン操縦士養成ドローン資格スクール

別途料金が必要ではありますが、これらの講習を受講すれば、JUIDAやDPAの認定資格と同様に操縦技術についても能力が認められ、飛行許可申請時に書類の省略もできるようになります。

他のドローン資格との違い

ここまでで、ドローン検定という資格の仕組みや位置づけについて、概ね理解ができたことと思います。一方、ドローン操縦に関する資格は、2019年9月時点で国土交通省の公認を得ているものだけでも40種類を超え、かなり数が多いです。これらのドローン関連資格の種類とそれぞれの特徴については、こちらのページで解説しています。

ドローンの資格にはどんな種類がある?JUDIA・DPA・DJIほか
ドローンの資格にはどんな種類がある?JUIDA・DPA・DJI等を解説

ドローンの操縦に関連する資格について、認定団体や法的背景も交えて分かりやすく解説しています。種類が非常に多いドローンの資格の中から、実用性の高いものを抽出し、取得方法、費用、有効期限、受講資格などを紹介します。

資格の種類がたくさんあると、どの資格を取得するか迷うこともあるでしょう。ここでは、これまでに紹介してきたドローン検定の特徴を踏まえ、多数ある他の資格との違いとして注目すべきポイントを紹介します。

筆記試験のみであり値段も安いため気軽に取得できる

既に何度も書いていることですが、ドローン検定は筆記試験のみで取得できる資格です。ドローンの操縦に関して実技の講習や試験が必要となる資格を取得する場合には、最低でも20万円程度のお金が必要になりますが、筆記試験のみのドローン検定は数千円~と安価に習得することができます。

試験対策用のテキストも、amazon等の通販サイトで売っていますし、家で勉強するだけなので時間・手間も大してかかりません。資格の取得までに必要な手間・お金が少ないため気軽に挑戦できるのは、やはりドローン検定の大きな魅力です。

取得後に受けられる実技講習の受講料が安い

これも既に書いたことですが、ドローン検定に合格した後はドローンの操縦を学ぶ講習も受けられます。この講習を受けることで、JUIDAやDPA等の実技試験を伴う資格と同等の扱いになるわけですが、ドローン検定の場合はこれらの資格と比べて講習の料金が比較的やすいです(ただし、目視外飛行、夜間飛行など地方航空局長の承認が必要な方法での飛行を申請できる資格を習得するためには、それなりのお金が掛かります。)。

筆記試験を受講後、講習に参加するという2段階のステップを踏むことになるため、どうしても資格の取得までに長い時間がかかってしまう面はありますが、コストを重視する場合は良い選択肢になると思います。

国土交通省の飛行許可申請で書類の省略はできない

筆記試験でドローン検定を取得しただけでは、飛行許可申請において書類を省略することはできず、資格の証明書を添付することだけができます。書類の省略には、ドローン検定の取得後に技能講習を受講する必要があります。

ドローン検定の資格を取得する方法

ドローン検定の仕組みやメリット、他の資格との違いまで理解できたら、この資格が本当に自分が求めているものなのかよく考えてみましょう。ドローン操縦の資格取得には安くはないお金とそれなりの時間がかかるため、他の資格とじっくり比較するのが重要です。

よく検討した結果、無人航空従事者試験を受けて資格を習得することが、自分の求める資格だと思えたら、実際に資格取得に向けて動き出してみましょう。

申し込み手続き・受験料入金をする

まずは無人航空従事者試験の受験申し込み手続きをしましょう。ドローン検定の公式サイトで「受験案内(受験申込)」と書いてあるボタンを押せば、必要事項を記入することで無人航空従事者試験に申し込むことができます。

参考【 ドローン検定 】 公式サイト | トップページ

申し込み手続きをしたら、忘れずに受験料を入金しましょう。入金確認後に受験票が郵送されてきます。試験会場の詳細は受験票に書かれています。受験票を紛失すると受験ができず、再発行も受け付けていないそうなので注意しましょう。

なお、ドローン検定の資格を取得していない人は、3級または4級の試験のみ受けることができます。ドローン検定 2級を受験するためには3級の、1級を受験するためには2級の資格が必要です。

無線航空従事者試験を受験する

試験当日になったら、試験会場に行って無線航空従事者試験を受験しましょう。当日必要な持ち物は以下のとおりです。

  • 筆記用具(えんぴつ)
  • 消しゴム
  • 受験票

合格証が送付される

受験日から約10日で合否確認通知が郵送されてきます。通知の情報を元に、ドローン検定のホームページで合否を確認できます。無事試験に合格していたら、受験日から1ヶ月を目安に合格証が送付されます。

ドローン検定3級を取得後に受験できる実技資格

ドローン検定の取得後には、ドローン検定協会が全国に展開する「ドローン教習所」というドローンスクールで、ドローンの操縦技術を身につけるための講習が受講できます。参考として、この実技講習について少し紹介しておきます。

基礎技能講習

ドローン教習所で受講できる講習のうち最も基礎的な内容になっているのが「基礎技能講習」です。このコースを受講すると以下のことができるようになります。

  • 国土交通省の飛行許可申請に必要な10時間の飛行経験を達成し記録に残せる。
  • シュミレーターと実機を使用して基礎知識と操縦技能を習得できる。
  • 基礎技能ライセンス(ドローン検定公認基礎技能証明書)を取得できる。

基礎技能講習のカリキュラムは、座学5時間、技能10時間及び修了試験となっており、受講料は約6万円~7万円程度です。なお、ドローン検定4級以上の資格を取得していれば、座学5時間のうち4時間が免除されます。

応用技能講習

基礎技能講習で基礎技能証明書に受講できるのが「応用技能講習」です。この講習は航空法に定められている「地方航空局長の承認が必要な飛行方法」で飛行できるようになることを目指す講習で、飛行方法ごとに以下の通り3種類の講習に分かれています。

  1. 目視外・催事上空
  2. 物件投下
  3. 夜間飛行

応用技能講習を受講すると以下のことができるようになります。

  • 講習内容に応じた飛行方法の申請が可能となるライセンスを取得できる。
  • 応用技能ライセンス(ドローン検定公認)をを取得できる。

受講料は飛行方法ごとに分かれたそれぞれの講習がそれぞれ約3万円程度です。

公認指導員講習

公認指導員講習は、ドローン検定が認める指導員になるための講習です。この講習ではできるのは以下のことです。

  • ドローン教習所運営やドローン検定3級講座の実施ノウハウを学べる。
  • ドローンスクール開校後にドローン検定のカリキュラムが実施可能になる。

ドローンの操縦と言うよりも、ドローンの操縦を教えるための能力に主眼が置かれています。

ポイント

公認指導員講習を受講するためには以下の条件を満たす必要があります。

  1. 基礎技能講習を受講していること
  2. 飛行経験が50時間以上あること
  3. ドローン検定2級以上の資格をもつこと

受講料は約17万円で、個人というよりも事業者向けの講習となっています。

操縦実技系の資格はドローンスクールでの取得もおすすめ

短期間でドローン操縦の資格を取りたい場合は、ドローンスクールに通ってドローン操縦の実技試験や安全・法律に関する知識を学び、そのまま修了試験を受けて資格を取得するのがおすすめです。

既に紹介したとおり、ドローンの操縦に関する資格は国土交通省の公認を得ているものだけでも40を超えますが、その中でも知名度があるものとして、JUIDA認定の「無人航空機操縦技能証明証」、DPA認定の「ドローン操縦士回転翼3級」、DJI JAPAN認定の「DJIスペシャリスト」が挙げられます。なるべく早く資格が欲しい場合には、こちらを受講することも検討してみましょう。

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ドローンスクールについてはこちらのページが詳しいです。あわせて読んでみてくださいね。

JUIDA認定資格なら秋葉原ドローンスクール

JUIDA認定資格を取得するためにはJUIDA認定のドローンスクールで講習を受講する必要があります。JUIDA認定スクールは数が多くアクセス面で優れています。また、値段的にも比較的安めのスクールが多いです。

JUIDA認定スクールの中では、「秋葉原ドローンスクール」がおすすめです。JR秋葉原駅 電気街口から徒歩1分という好立地で、首都圏在住者にとってはかなり通いやすいドローンスクールになっています。

JUIDA認定資格の詳細に興味がある人は、こちらのページも併せて読んでみてください。首都圏以外の認定ドローンスクールも紹介しています。

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DPAのドローン操縦士ならドローンスクールジャパン

DPA認定資格もJUIDA同様に、DPAが認定するドローンスクールで講習を受講することで取得できます。DPAの資格は操縦実技に重きをおいており、ドローンスクールのカリキュラムも実技練習の時間を多めに取ってくれるところが魅力です。

DPA認定スクールでは、ドローンスクールジャパン東京中目黒校をおすすめします。このスクールは外壁調査や空撮などのドローンビジネスで実績のある会社が運営しているためビジネス面のノウハウが共有されやすく、また卒業後に仕事を得られるようなサポートも手厚いです。

DPA認定資格である「ドローン操縦士回転翼3級」の詳細や、ドローンスクールジャパン東京中目黒校を取材させてもらって分かった特長を、以下のページで紹介しているので、ぜひ読んでみてください!


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ドローンスクールジャパン東京中目黒校で無料説明会&操縦体験をしてきました。細かく質問して分かった、DS・J東京中目黒校の強みを解説します。ドローンビジネスに精通した会社が運営するスクールであり、資格を仕事に繋げられます。

DJIスペシャリストはDJI CAMPで取得

DJIスペシャリストはDJI CAMPという教育プログラムを受講して取得する資格ですが、DJI CAMPはJIUDAやDPAの認定資格を取得するためのスクールと違い、操縦の練習や知識の勉強をすると言うよりも、技能を認定するための試験という面が強いです。DJI CAMPを受講するためには10時間以上の飛行経験を証明する必要があるなど、受講の前提として求められるレベルが高くなっています。

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ドローン操縦資格のうちDJI JAPAN株式会社が認定する「DJIスペシャリスト」「DJIインストラクター」等の資格を紹介します。DJI認定資格はDJI CAMPを受講し取得します。DJI CAMPは他のドローンスクールと比べ安価ですが難易度は高めです。

DJI JAPAN認定資格の詳細や取得方法はこちらで紹介しているので、興味のある方は読んでみてくださいね。

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K-ki

著者:K-ki 子供のころに作った模型飛行機がきっかけで航空宇宙の世界に足を踏み入れたエンジニア。HNは「けーき」と読みます。 好きなものは航空機(固定翼・回転翼・ドローンなど全般)と生き物・アクアリウム。

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