ドローン・無人航空機の資格

ドローン操縦の資格を解説!JUIDA認定資格の特徴・長所や取得法は?

2020年2月11日

JUIDA認定資格「無人航空機操縦技能証明証」「無人航空機安全運航管理者証明証」とは?

こんにちは!ドローンは買うより作る派、K-ki(K-ki@Ailerocket)です。ドローンを飛ばしていると、ドローン操縦の資格に興味が湧いてきませんか?でも、資格に興味が湧いたけど、種類が多すぎる上に違いがわからず、そこから先に進めないという人も多いかと思います。

今回はそんな数あるドローンの資格について理解を深めるべく、JUIDAという団体が認定している「無人航空機操縦技能証明証」と「無人航空機安全運航管理者証明証」にフォーカスして、どんな資格なのかまとめていきます。端的に言えば、JUIDAの認定資格はドローン操縦関連の資格の中で最も認定者が多いと思われる、とても有名な資格です。

JUIDAの認定資格とは

JUIDAとは、一般社団法人日本UAS産業振興協議会の略称です。「空の産業革命を拓く」とまで言われる無人航空機(ドローン)に関わる情報周知活動、安全な運行ルールやマナーを守るための安全ガイドライン策定、そして操縦技能や安全管理の知識を認定し資格を発行する等、無人航空機を安全に運行させるための活動を行っています。また、「Japan Drone Expo」というドローンの展示会イベントを主催していることでも知られています。

JUIDAが認定する資格は「無人航空機操縦技能証明証」「無人航空機安全運航管理者証明証」「認定スクール講師」の3つです。

無人航空機操縦技能証明証

無人航空機操縦技能証明証はJUIDAが認定する資格の中で最も基本的なもので、他の資格を取得する際もこの資格の取得が前提になっています。受講資格における年齢制限は、16歳以上となっていて一番緩いです。ドローン操縦に関する基本的な知識と操縦技能があることを証明してくれる資格です。

無人航空機操縦技能証明証の認定制度
資格名称 無人航空機操縦技能証明証
認定団体 一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)
認定内容 無人航空機を安全に飛行させるための知識と操縦技能を有する者
取得方法 JUIDA認定のドローンスクールで講習を受講後に認定試験に合格すること
取得費用 約20~50万円(無人航空機安全運航管理者証明証の取得も含む。ドローンスクールにより差がある。)
受講資格 年齢:16歳以上(未成年は親権者同意書が必要)
有効期間・更新 2年間(要更新手数料)

無人航空機安全運航管理者証明証

無人航空機安全運航管理者証明証は、無人航空機操縦技能証明証を取得した人の中でも、無人航空機の運航に関わる十分な安全と法律の知識を有し、飛行業務の安全を管理することができると認められる人に与えられる資格です。実際には、年齢制限はさえ満足していれば、無人航空機操縦技能証明証の取得に必要な座学講習に、多少プラスアルファの講習を受ければ取得できます。

無人航空機安全運航管理者証明証の認定制度
資格名称 無人航空機安全運航管理者証明証
認定団体 一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)
認定内容 無人航空機の運航に関わる十分な安全と法律の知識を有し、飛行業務の安全を管理する者
取得方法 JUIDA認定のドローンスクールで講習を受講後に認定試験に合格すること
取得費用 約20~50万円(無人航空機操縦技能証明証の取得も含む。ドローンスクールにより差がある。)
受講資格 年齢:20歳以上、無人航空機操縦技能証明証を保有すること
有効期間・更新 2年間(要更新手数料)

認定スクール講師

認定スクール講師は、JUIDA認定スクールのインストラクターになるための資格で、他の2つほど大々的に宣伝されていません。無人航空機操縦技能証明証と無人航空機安全運航管理者証明証の2つの資格を取得後、認定スクールの推薦があれば、さらに一日講習を受けることで取得可能です。

認定スクール講師の認定制度
資格名称 認定スクール講師証
認定団体 一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)
認定内容 JUIDA認定スクールでインストラクターとして受講生の指導に当たることが可能
取得方法 JUIDA認定スクール講師養成講座を受講すること
取得費用 約5万円
受講資格 無人航空機操縦技能証明証及び無人航空機安全運航管理者証明証を保有すること、JUIDA認定スクールから推薦を受けること
有効期間・更新 2年間(要更新手数料)

JUIDA認定スクールの一つである「デジタルハリウッド ロボティクスアカデミー」によると、講師への推薦条件は以下の通りとなっているそうです。

  1. 無人航空機の運用経験が2年以上またはそれに相当する経験があること
  2. 50時間以上の飛行実績(ミニドローン・フライトシミュレーターを含む)があること
  3. 普通自動車免許を有していること、保有していない場合は矯正視力が両眼で0.7以上、一眼で0.3以上の視力があること

参考ドローン専攻 | デジタルハリウッドスクール

国土交通省の公認を得たドローン操縦資格取得のメリット

JUIDAはドローン操縦の資格認定に関して国土交通省の公認を得ています。JUIDA認定資格に限らず、国交省の公認を得たドローン操縦の関連資格を取得すると、様々なメリットを得られます。決して安くはないドローン操縦の資格取得により、どんなメリットを得られるのか紹介します。

国土交通省への飛行許可申請を省力化可能

知っている人も多いかと思いますが、ドローンを飛ばすために資格は基本的に必要ありません。航空法による規制があることを気にかける人も多いですが、航空法は特定の空域及び飛行方法に対して、国土交通大臣の許可又は承認が必要になることを定めているだけで、ドローンの飛行に免許が必要などということを定めるものではありません。

ポイント

以下の空域を飛行する場合は、国土交通大臣の許可が必要です。

  • 空港等の周辺の上空の空域
  • 150m以上の高さの空域
  • 人口密集地区の上空

ポイント

以下の方法で飛行する場合は、国土交通大臣の承認が必要です。

  • 夜間飛行
  • 目視外飛行
  • 第三者の人又は物件から30m未満の飛行
  • イベント上空飛行
  • 危険物輸送
  • 物件投下

JUIDA認定の「JUIDA操縦技能証明証」は国土交通省に公認されたドローン操縦の資格であるため、この資格を持っていれば上記の条件で飛行する場合に提出する申請書で、いくつかの書類を省略し手続きを簡単にすることができます。

操縦実技と安全知識の両方を得られる

国交省公認の資格はドローンスクールに通って取得する必要があります。そのため、資格取得の費用が高額になってしまっている面はありますが、代わりに操縦技術と安全や関連法規に関する知識を体系的に学べます。

スクールに通わずとも個人で勉強できるという人もいますし、確かに時間をかければ同じ内容を学ぶことはできるかもしれません。ただ、当然ながら時間は限られています。特にドローンを仕事・ビジネスとして捉えている人ならば、有限な時間を有効に使うという観点を忘れてはならないでしょう。結局のところ時間をお金で買うわけですが、スクールに通い要されたカリキュラムに従って学べば、学習効率が高く知識・技能を短時間で身につけられます。

インストラクターから直接操縦技術・知識を学べる

こちらも前の項目と同じく、結局の所は学習効率が高く時間を有効に使えるという面に帰着するのですが、ドローンスクールではインストラクターの指導を受けられるので、疑問点があれば質問してすぐに解決することができます。分からないことを調べるのに時間を使わずに済むので、やはり学習効率が高いと言えますね。

ビジネスの上で操縦技術の証明になり信頼を得られる

ドローン操縦の資格取得に関して、K-kiが個人的に最も価値があると感じているのが、この「操縦技術を証明してビジネスの上で信頼を得られる」というポイントです。

JUIDA認定資格を始め、ドローンの操縦に関する資格取得を目指す人の多くが、ドローンを仕事にしたい、ドローンを使ってビジネスを始めたい、という考えを持っているそうです。そういった人にとって、資格は自身の操縦技術を証明し、仕事を依頼してくれるお客さんに安心してもらうための根拠を与えてくれるものです。お客さんとの信頼関係を築くための材料にできるのであれば、資格取得にかかる費用は決して高くはないと思います。

他のドローン資格との違い

ここまでで、JUIDA認定資格である「無人航空機操縦技能証明証」「無人航空機安全運航管理者証明証」「認定スクール講師」について、資格の概要と取得するメリットを紹介しました。JUIDA認定資格がどのようなものかは概ね分かってもらえたかと思いますが、みなさん御存知の通りドローンの資格にはJUIDAが認定するもの以外にも多くの種類があります。

国土交通省によると、2019年9月時点で国土交通省の公認となっている資格だけでも、40種類を超えているそうです。このようなドローン操縦資格について、具体的にどんな種類があるのかは、こちらのページで解説しています。

ドローンの資格にはどんな種類がある?JUDIA・DPA・DJIほか
ドローンの資格にはどんな種類がある?JUIDA・DPA・DJI等を解説

ドローンの操縦に関連する資格について、認定団体や法的背景も交えて分かりやすく解説しています。種類が非常に多いドローンの資格の中から、実用性の高いものを抽出し、取得方法、費用、有効期限、受講資格などを紹介します。

以下では、このようにドローン操縦の資格に多くの種類がある中で、JUIDA認定資格が他の資格とどう違うのかというポイントに注目して考えていきます。

完全未経験から資格取得までのコストが安い

JUIDA認定資格を取得するためには、JUIDAが認定したドローンスクールで指定の講習を受講する必要があります。ドローンに全く触ったことがない、ドローン操縦の未経験者がJUIDA認定資格の取得を目指すとすると、このスクールで概ね20万円程度の金額で受講できるコースを受ける必要があります。

JUIDAとよく比較される資格認定団体にDPAがありますが、DPAの認定スクールで同じようなドローン操縦の未経験者が資格取得を目指す場合、受講するコースの料金はおおよそ30万円程度になります。JUIDA認定資格はDPA認定資格のおよそ3分の2程度の費用で取得可能ということになります。

もちろん、DPA認定資格の「ドローン操縦士回転翼3級」は、JUIDAより操縦実技を重視する資格であり、ドローンスクールのカリキュラムでも実技時間が長くなっているという理由があるのですが、資格を安く取得することを重視するのであれば、JUIDA認定資格は適していると言えるでしょう。

スクール数が多いためアクセスが良い

上でも紹介したドローン操縦の資格認定団体「DPA」の認定スクールが全国で約30校程なのに対し、JUIDAの認定スクールは全国に約150校あります。このため、認定ドローンスクールへの通いやすさは、JUIDAのほうが上だと言えるでしょう。単純に、自分の家に近いスクールが見つけやすいのです。

さらに言えば、DPA認定スクールは北海道、沖縄、四国には存在しないため、これらの地域に住む人にとってはJUIDAのほうが有利な選択肢になってくるでしょう。

JUIDAの認定資格を取得する方法

JUIDA認定資格の「無人航空機操縦技能証明証」や「無人航空機安全運航管理者証明証」が、自分の求めている資格だと判断できたら、実際に資格の取得に向かって動き出してみましょう。もちろん、JUIDAの認定資格に限らず、ドローン操縦の資格取得には安くはない費用がかかります。しっかりと他の資格と比較してから決めるのが良いでしょう。

認定ドローンスクールで対応するコースを受講する

JUIDAの認定資格を取得するためには、JUIDA認定のドローンスクールで講習を受ける必要があります。JUIDA認定ドローンスクールは、2019年9月時点で全国に150以上と非常にたくさんあり探すのが大変ですが、以下のページで地域ごとにまとめて紹介されています。

参考全国JUIDA認定ドローンスクールを探す | JUIDA

なお、JUIDA認定スクールであればどんな講習を受けてもJUIDAの認定資格を取得できるかと言うと、そうではありません。JUIDA認定スクールであっても、そのスクール独自の資格を取得するための講座や、他の認定団体の資格を取得するための講座なども提供されている場合があります。講習を申し込む際には、「無人航空機操縦技能証明証」や「無人航空機安全運航管理者証明証」といったJUIDA認定資格を取得できる講習であるか、よく確認してから申し込みましょう。

修了試験に合格する

ドローンスクールでJUIDA認定資格を取得するための講習を受講し終えたら、最後に修了試験を受験します。見事修了試験に合格できたら、JUIDA認定スクールの修了証がもらえて、次の証明書申請のステップに進むことができます。

証明書を申請する

JUIDA認定スクールの修了証をもらったら、JUIDAウェブサイトから証明証の申込みを行います。なお、申し込みには以下の書類が必要です。

  • JUIDA認定スクールで配布された申請用パスワード
  • 顔写真画像
  • 本人確認書類の画像
  • 各認定スクールが発行した修了証
  • 住民票(満20歳未満のみ)
  • 親権者の承諾書(満20歳未満のみ)

証明書を申請すると、資格の申し込み手数料を支払うように指示するメールが来るので、それに従って手数料を振り込みましょう。入金が確認された月の翌々月初日に、JUIDA認定資格が交付されます。

JUIDAの認定資格を取得できるドローンスクール

ここまでに書いてきたとおり、JUIDA認定資格の「無人航空機操縦技能証明証」及び「無人航空機安全運航管理者証明証」を取得するためには、JUIDAの認定スクールにで講習を受講する必要があります。しかし、JUIDAの認定スクールは2019年9月時点で全国に150近く存在するため、どのスクールを選ぶか迷ってしまいますよね。おすすめドローンスクールのまとめページを見てもらっても役立つと思いますが、せっかくなのでこのページでもK-ki(K-ki@Ailerocket)のおすすめスクールを少し紹介しておきます。

なお、JUIDAの認定スクールは、よく比較されるDPAの認定スクールと比べると、スクール側の裁量が大きいです。DPAの認定スクールはカリキュラムも受講料も全てのスクールで統一されているのに対し、JUIDAの認定スクールは個々のスクールがカリキュラムや受講料をある程度自由に決めることができます。

そのため、より良い講習を目指して日々改善を積み重ねているスクールでは、受講者の声を反映した非常に身になる講習を受けられると思いますが、ハズレを引いてしまうと質の悪い講習を受けるハメになりかねません。JUIDA認定スクールで講習を受けるつもりなら、必ず無料説明会に参加してスクールの様子を確認しておくことをおすすめします。

秋葉原駅徒歩1分!受講費も安い「秋葉原ドローンスクール」

東京都内または近郊に住んでいるなら、「秋葉原ドローンスクール」がおすすめです。JR秋葉原駅 電気街口から徒歩1分という好立地で、他の多くのドローンスクールに比べると格段にアクセスが良いと言えます。

秋葉原ドローンスクールはアクセスだけでなく、価格面でも強みがあります。JUIDA認定スクールで「無人航空機操縦技能証明証」及び「無人航空機安全運航管理者証明証」の資格を取得するまでにかかる受講料の相場は20万円~50万円程度ですが、秋葉原ドローンスクールでは22万8000円(税抜)で2つの資格を取得することが可能で、比較的安めの設定となっています。

アクセスが良く価格もそこそこ安いので、東京都内でJUIDA認定資格を取得するなら一番に候補に上がってくるスクールでしょう。ただし、操縦実技の練習を行う場合は、秋葉原駅から車または電車で1時間程度の距離にある埼玉県さいたま市の「田中電気グラウンド」に行く必要がある点には注意が必要です。

全国展開で通いやすい「日本ドローンアカデミー」

秋葉原ドローンスクールはおすすめできるスクールですが、秋葉原にしかないため、関東在住の人以外はなかなか通えないと思います。全国展開していて多くの人におすすめできるドローンスクールとして、「日本ドローンアカデミー」も紹介しておきます。

日本ドローンアカデミーは、札幌、東京、名古屋、大阪、福岡、沖縄の全国主要6都市にスクールを展開しています。北から南まで日本の主要都市を抑えているので、全国どこに住む人でも比較的近くにスクールがあるはずです。

JUIDA認定スクールは、DPA認定スクールと比べると操縦実技の時間が短いところが多いのですが、日本ドローンアカデミーでは18時間の操縦実技練習時間を確保しておりDPA認定スクールと遜色ありません。また、現役のドローン空撮オペレーターが講師を務めているため、ドローン空撮に興味がある人にとってはかなり魅力的なスクールと言えるでしょう。

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K-ki

著者:K-ki 子供のころに作った模型飛行機がきっかけで航空宇宙の世界に足を踏み入れたエンジニア。HNは「けーき」と読みます。 好きなものは航空機(固定翼・回転翼・ドローンなど全般)と生き物・アクアリウム。

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