こんにちはー!ドローンの操縦はモード2派、K-ki(K-ki@Ailerocket)です。ドローンの操縦技術を追求したり、仕事・ビジネスでドローンを使う際に操縦技量の証明が欲しくなったり、ドローン操縦の上達について真剣に考えたときに候補に挙がってくるのが「ドローンスクールに通って資格を取ること」ではないでしょうか。
しかし、ドローンを飛ばすために資格は不要という話を聞いたことがある、資格の種類が多すぎてどれを取ればよいのか分からない、スクールを調べてみたら料金がものすごく高かったなど、ドローンの資格取得までには色々とわからないことが多く、なかなか踏み出せない人も多いと思います。
そこでこのページでは、ドローンスクールで資格を取るまでの疑問を解決できるようにドローン関連の法律や資格の位置づけを解説します。その後、おすすめのドローンスクールを紹介して、ドローン操縦の資格が取れるように徹底サポートします!
ドローンスクールとは
まずはそもそもの話として、「ドローンスクールって何?」という疑問からスタートしましょう。
ドローンスクールとは、ドローンの操縦資格を取得するための講習を受講することができる施設です。ドローン版の教習所みたいなものですね。基本的に資格の認可団体がスクールの認可も行っているため、一つのドローンスクールで複数の認可団体が発行する資格を取り扱うことはほとんどありません。商売敵同士なわけですからね(一部マイクロドローンのような規格が違う機体用の資格を認可団体する団体とは一つのスクール内で共存する場合がります。)。
なお、どんな資格でも取得のためにドローンスクールへ行くかというと、そうではありません。時期を決めて合宿のような感じで人を集め、短期集中で講習を行う資格もあります。あるいは、講習というよりもほとんど操縦の実技試験に近いような場合もあります。
いずれの資格でも共通しているのは、操縦技能を認定する資格では、少なくとも実際にドローンの操縦をして実技を確認する場があり、実技と併せて知識面を強化する講習・試験もある、ということです。
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ドローンの学校?操縦技能と安全知識を学べるドローンスクールとは?
ドローンスクールとは、ドローンの普及に伴い今後不足するドローンパイロットとしての資格を習得できる学校です。ドローンスクールで勉強する内容や資格の有用性、スクールの選び方、受講費用、おすすめのスクール等の情報をまとめます。
ドローンスクールそのものについてもう少し詳しく知りたいという人は、こちらのページも参考にしてください。
ドローンスクールで資格を取得するメリット・目的
ドローンスクールについて何となくイメージできたところで、次は何のためにドローンスクールに通うのか、ドローン操縦の資格を取得することにどんなメリットがあるのか、という点を考えてみましょう。
ドローンを飛ばすだけなら資格・免許は基本的に不要
以下のページでも説明していますが、ドローンは免許制ではないので、ドローンを飛ばすために何の資格も必要なく、誰でも飛ばすことができます。すなわち、ドローンの操縦資格として存在するものは全て民間資格であり、国家資格ではありません。
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ドローンの飛行に免許・資格は必要?操縦に関するルール・法律を解説
ドローンを飛ばすための資格・免許の必要性や関連する法律を紹介します。また、ドローンを飛ばすために許可・承認が必要になる事例を解説します。ビジネスでよく利用されるドローン操縦の民間資格についても実用性の高いものを紹介します。
電波法により一部で無線関連の資格が必要になる機体があったり、飛行方法・空域によって地方航空局長の許可や承認が必要になる場合はあったりはしますが、少なくともドローンは「資格がないので飛ばしてはならない」というものではありません。
では、なぜドローン操縦の資格を取得するのでしょうか。ドローン操縦の資格は種類にもよりますが、取得に安くはないお金がかかります。それを超えるメリットは何なのでしょうか。
ビジネスの上で操縦技術に信頼を得られる
ドローン操縦資格をの取得を目指する人は、ドローンを操縦する仕事に就きたいとか、ドローンを使ってビジネスを始めたいと思っているひとが多いです。ドローンの操縦を仕事やビジネスにするのなら、まず一番重要なのは機体を安全に飛ばすことです。安全性に疑念のある状態で、お客さんがつくことはないでしょう。
それを踏まえると、重要なのは「操縦技術を証明して安全に飛ばせることを信頼してもらう」ことです。民間資格とはいえ、操縦の実技試験を突破していることが証明される資格を持っていることは、第三者から操縦技能を認められていることになるため、お客さんの立場からすれば安心感があります。
もちろん、ドローンスクールで操縦技術や知識をみにつけることは重要です。その上で、身につけた技術や知識にある程度の保証が得られ、顧客と信頼関係を築く土台になることが、ドローン操縦の資格を取得する一番の意味と言えるでしょう。
国土交通省の飛行許可申請を簡略化できる
また、別のメリットとして、国土交通省への飛行許可申請において書類の一部を省略できるという点があります。飛行許可申請というのは、航空法によって規制されている空域や飛行方法でドローンを飛ばすために、地方航空局長から許可や承認を得るための手続きのことを言います(航空法では国土交通大臣の許可・承認と定められていますが、航空法施行規則により実作業は地方航空局長に委任されています。)。
国土交通省の公認を得ている資格であれば、この飛行許可申請で書類を一部省略し、手続きを簡略化できるメリットがあります。
操縦技術・知識を効率的に学べる
ドローンスクールにはインストラクターがおり、インストラクターに操縦技術や知識を教えてもらうことになります。資格取得までのカリキュラムは体系的に整理されており、分からないことはインストラクターに訊いてすぐに解決することができるため、学習効率が高く効果的にドローンの操縦を学ぶことができます。
学習効率が高いということは、すなわち時間を節約できるということです。ドローンの資格を取得する人は、ドローン関連の仕事に転職したり、ドローンを活用して起業したりする人が多いです。このような忙しく時間が貴重な人にとっては、時間を節約できるドローンスクールの講習はメリットが大きいでしょう。
ドローンスクールで取得できる実用性の高い資格
ドローンの急速な普及に伴い、その操縦に関連する資格もとても種類が多くなっています。ドローン操縦の資格は民間資格なので全容を把握しきれない部分はありますが、航空法上の手続き簡略化などを目的に導入された、国交省による資格の公認制度で認められているものだけでも、2019年9月時点で40種類を超えています。
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ドローンの資格にはどんな種類がある?JUIDA・DPA・DJI等を解説
ドローンの操縦に関連する資格について、認定団体や法的背景も交えて分かりやすく解説しています。種類が非常に多いドローンの資格の中から、実用性の高いものを抽出し、取得方法、費用、有効期限、受講資格などを紹介します。
このように多数あるドローン関連資格の種類について、上のページでまとめました。このときの結論では、以下の4種類が特に有用性が高い資格だということになりました。
- DJI JAPANが認定する「DJIスペシャリスト」他
- ドローン操縦士協会(DPA)が認定する「ドローン操縦士回転翼3級」他
- 日本UAS産業振興協議会(JUIDA)が認定する「無人航空機操縦技能証明証」他
- ドローン検定協会が認定する「無人航空従事者試験(ドローン検定)1級~4級」
このうち、4つ目に挙げているドローン検定は、筆記試験のみで取得できる資格です。操縦の実技技能には関係がないため、ドローンスクールで取得する資格を紹介する今回は省略し、残る3種類の資格について簡単に紹介していきます。
JUDIA認定「操縦技能認定/安全運航管理者認定」
日本UAS産業振興協議会(JUIDA)が認定する資格である「無人航空機操縦技能証明証」や「無人航空機安全運航管理者証明証」は、ドローンの操縦資格の代表格とも言えるものです。まずはこれらの資格の特徴をまとめておきます。
ポイント
JUIDA認定資格の特徴は以下のとおり。
- 完全未経験から資格取得までのコストが安い
- スクール数が多いためアクセスが良い
- スクールによりカリキュラムや料金に差がある
JUIDAは、ドローンの資格認定団体としては日本でも1、2を争う規模であり、JUIDAの認定を受けるドローンスクールは2019年9月時点で全国に150校近く存在します。全てのドローンスクールを合計しても650校程度なので、JUIDAが一大勢力であることがよく分かると思います。
規模が大きいため日本各地のいろいろな場所にスクールが存在し、どこに住んでいる人でも近場でスクールを見つけやすいのが強みです。
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ドローン操縦の資格を解説!JUIDA認定資格の特徴・長所や取得法は?
ドローン操縦の資格のうち日本UAS産業振興協議会(JUIDA)が認定する「無人航空機操縦技能証明証」「無人航空機安全運航管理者証明証」等の資格を紹介します。他の資格に比べ未経験者が低コストで取得できスクール数が多いのが特徴です。
より詳細な情報はこちらのページにまとめています。
DPA認定「ドローン操縦士回転翼3級」
ドローン操縦士協会(DPA)が認定する「ドローン操縦士回転翼3級」は、特に操縦技能を重視している資格です。先に紹介したJUIDA認定資格と並び、ドローンの資格としては非常に有名ドコロです。この資格の特徴は以下のように整理できます。
ポイント
ドローン操縦士回転翼3級の特徴は以下のとおり。
- 資格取得の過程で受講者の操縦技能を向上させることを重視
- 未経験者が途中で資格取得を断念した場合の金銭的負担が軽い
- 飛行経験があれば受講費用を安く抑えられる
- カリキュラムや受講料が全国で統一されている
- 認定ドローンスクールの数はあまり多くない
DPA認定スクールの場合、受講するコースにもよりますが、完全な未経験者の場合は15~18時間程度の実技訓練を積むのが一般的です。国土交通省の基準では、10時間という飛行経験が1つの目安にされているので、それと比べても十分な練習時間が確保されたカリキュラムであることがわかります。
資格を取る過程でドローンの操縦練習をしっかりしたい、という人には非常におすすめできる資格ですが、認定スクールの数がJUIDAと比べるとやや少なく、全国で30校程度となっています。北海道、四国、沖縄などDPA認定スクールがない地域もあり注意が必要です。
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ドローン操縦の資格を解説!DPAのドローン操縦士回転翼3級とは?
ドローン操縦の資格のうち、ドローン操縦士協会(DPA)が認定する「ドローン操縦士回転翼3級」を紹介します。資格取得の過程で操縦技能を磨くことに重点を置いたカリキュラムが特徴的です。DS・J東京中目黒校などで取得できます。
DPA認定資格であるドローン操縦士回転翼3級の詳細はこちらのページにまとめてあります。
DJI JAPAN認定「DJIスペシャリスト」
最後に紹介する資格は、世界最大手のドローンメーカー「DJI」の日本法人 DJI JAPANが認定する「DJIスペシャリスト」です。DJIの知名度が高いため、DJIが認定する資格を持っていると言えば、ドローンにあまり詳しくない人でも操縦技術を信用してくれます。
ポイント
DJIスペシャリストの特徴は以下のとおり。
- 10時間以上の飛行経験を自前で積む必要がある
- 資格取得のための教育プログラムは講習というよりも試験に近い
- 受講料は安い
- DJI賠償責任保険の割引を受けられる
DJI JAPANの認定資格を取得するための教育プログラムは「DJI CAMP」と呼ばれます。DJI CAMPはJUIDAやDPAの認定資格を取得するための講習とは異なり、「練習」というよりも「試験」に近い内容です。講習への参加資格として10時間以上の飛行経験が求められるなど、初心者向けではなく、既に操縦技術のある人がそれを証明する目的で取得するための資格、という感じです。
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ドローン操縦の資格!DJI CAMPで取得できるDJIスペシャリストとは?
ドローン操縦資格のうちDJI JAPAN株式会社が認定する「DJIスペシャリスト」「DJIインストラクター」等の資格を紹介します。DJI認定資格はDJI CAMPを受講し取得します。DJI CAMPは他のドローンスクールと比べ安価ですが難易度は高めです。
DJIスペシャリストやその他のDJI JAPAN認定資格の詳細は、こちらのページで紹介しています。
ドローンスクールの選び方
ここまでで、ドローンの操縦資格を取得するメリットや、資格ごとの特徴・違いを解説してきました。以上を踏まえた上で、実際にドローン操縦の資格を取ろうと思ったら、どんな基準で資格取得のためのドローンスクールを選べばよいのでしょうか。次はこの観点で考えてみます。
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ドローンスクールの選び方!取得資格・アクセス・費用などの考慮事項
ドローンの資格を取得するために、どんなドローンスクールで学ぶべきか、選び方のポイントを紹介します。取得できる資格の種類や、ドローンビジネスへの精通度が特に重要です。また、資格の必要性や資格を取得する意義なども説明します。
ちなみに、もっと詳しく知りたい人はこちらのページも参考にしてください。
取得できる資格の種類
まず最初に考えるべきは、どの資格を取得した以下です。ほとんどの場合は、上で紹介した「無人航空機操縦技能証明証」「ドローン操縦士回転翼3級」「DJIスペシャリスト」のいずれかの資格を取得することになると思います。
それぞれの資格の特徴は、上でも紹介していますし、個別のページでさらに深堀りもしています。これらの情報を踏まえてよく考えて決めてもらえば良いと思いますが、どうしても悩む場合は、ざっくりした決め方ですが以下のような考え方で決めても良いと思います。
ポイント
- 未経験から安く資格を取得したいならJUIDA
- とにかく操縦が上手くなりたいならDPA
- 既に技術・知識に自信がありその証明として資格が必要ならDJI
とにかく、まずは取る資格を決めましょう。資格が決まったら、その資格の発行団体が認定しているドローンスクールに通う必要があるため、自ずと候補が絞られてきます。
受講コースの内容・カリキュラム
取得する資格に合わせて、受講するコースを決めます。認定されているドローンスクールであっても、受講するコースによってはほしい資格が取れない場合がある点には注意してください。
例えば、DPA認定スクールの「ドローンスクールジャパン」というスクールの場合、「フライトコース」と「ビジネスコース」という2つのコースが用意されています(さらに他のコースがある場合もあります。)。このうち、DPA認定資格の「ドローン操縦士回転翼3級」が取得できるのは「ビジネスコース」だけです。このあたりは受講を決める前にスクールでしっかり確認しておきましょう。
その他にも、受講コースの内容やカリキュラムで特に以下のポイントはよく確認しておきましょう。
- 受講日程・時間
- ドローンの操縦実技時間と座学時間のバランス
- 座学の学習範囲
- インストラクターが同時に教える生徒の人数
- 操縦以外の操作(撮影、測量など)に関する講習の有無
講習終了までにどれくらいの時間が必要か、どういった日程でスクールに通えばよいかという基本的な事項はもちろん、操縦実技と座学の時間のバランスや座学の学習範囲からも、知識面と技能面のどちらに重きをおいているか推し量ることができます。
また、インストラクターに教えてもらうことに価値があると判断してスクールに行くわけですから、インストラクターの時間をどれだけ専有できるか、どこまで密な指導が得られるかを知るために、一人のインストラクターが受け持つ受講生の数も知っておくと良いでしょう。
ドローンを使う仕事のほとんどは、ドローンを飛ばした上で何かすることに意味があります。この観点からは、撮影や測量など操縦以外の技能を学べると、卒業後に役に立つはずです。
受講費用
スクールを選ぶにあたっては、もちろん受講費用も重要です。それぞれの受講費用の目安を紹介しておきます。
ポイント
各認定ドローンスクールでそれぞれの認定資格を取得するコースを受講する場合の受講費用目安は以下のとおりです。
- JUIDA認定スクール:20万~50万円
- DPA認定スクール:20万円(飛行経験10時間以上)又は約30万円(飛行経験あり10時間未満)
- DJI CAMP:6万~10万円(飛行経験10時間以上)
JUIDA認定スクールは、スクールごとにカリキュラムが多少違うため、料金にもばらつきがあります。DPA認定スクールやDJI CAMPでは、そこまでばらつきは大きくありません。
もしもドローン操縦完全未経験から資格の取得を目指す場合は、JUIDA認定スクールで安めのところを探すのが、一番低コストで資格をとる方法になります。ただし、資格ごとにカリキュラムが違うので、本当に必要な技能が身につくのかはよく検討してから選ぶようにしましょう。
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ドローンの操縦資格を取る!スクール関連で必要な費用まとめ
ドローン操縦の資格を取得するためには、ドローンスクールで講習を受けるのが一般的です。しかし、料金面に不安がある人もいるでしょう。そこで、ドローンスクールも含め資格の取得とドローンの運用で必要になるお金についてまとめます。
ドローンスクールで講習を受ける際や、その後ドローンを運用するにあたって必要なコストはこちらで解説しています。
アクセス
ドローンスクールの講習は、卒業までに概ね2~4日程度の受講期間が必要です。受講するためにはドローンスクールまで出向く必要があるため、通いやすい場所にあるか、というアクセス面も考慮する必要があります。
しかし、仮に「どうしてもこのスクールで学びたい!」と思えるところがあったなら、遠くてもそのスクールに通ったほうが良いとK-kiは思います。ぶっ通しで頑張ればせいぜい3泊くらいで卒業できるので、ホテルに止まって短期集中で受講するという方法も可能です。
私が聞いたことのある範囲では、新潟からキャンピングカーで東京まで出てきて資格をとったという人もいたそうです。近いに越したことはありませんが、遠くてもなんとかなります。
無料体験を活用しよう
ドローンスクールで資格を取得するためには、安くないお金が必要です。それはドローンスクール側も重々承知しているところであり、多くのドローンスクールでは無料説明会や無料操縦体験会など、スクールの中に入って様子を見たり、スタッフさんと話して疑問を解消する機会が設けられています。気になったスクールがあったら、まずは無料体験会に行ってみるのが良いでしょう。
特に、JUIDA認定スクールの場合はスクールごとにカリキュラムが多少違うため、いくつかのドローンスクールで無料体験をしてから決めることができるなら、それに越したことはありません。
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ドローンスクールに申し込む前に!無料説明/体験操縦会を活用しよう
ドローン操縦の資格を取る場合、ドローンスクールで講習を受けるのが一般的ですが、受講費などがネックになり資格取得に踏み出せない人も多いです。そんな時は疑問解消のため無料操縦体験・説明会に参加し、現場の様子を見てみましょう。
さて、このページでは、そもそもドローンスクールとは何かというところからスタートし、ドローンスクールを選ぶときのポイントまでを紹介してきました。ここまで読んでくれた方なら、もう納得の行くドローンスクール選びはバッチリできるようになっていると思います。
そんな読者の方への参考情報として、K-ki(K-ki@Ailerocket)おすすめのドローンスクールをいくつか紹介しておきます。もちろん、住んでいる場所によって通えるスクールは変わってくるためあくまで目安なのですが、もしも迷うことがあれば参考にしてくださいね!
秋葉原ドローンスクール
まずは全国に多数のドローンスクールを展開しており、どこに住んでいる人にとっても比較的取得しやすいJUIDA認定資格が取得できるJUIDA認定ドローンスクールから、特に立地が良い「秋葉原ドローンスクール」をおすすめします。
秋葉原ドローンスクールは秋葉原駅 電気街口から徒歩1分の距離にあり、全国150近いJUIDA認定スクールの中でも立地面では最強に近いです。受講料も比較的安く、税抜228,000円(2020年2月時点)でJUIDAが認定する「無人航空機操縦技能証明証」と「無人航空機安全運航管理者証明証」の2つの資格が取得できます。ドローンの操縦経験はないけれど、便利な場所でできれば安く、早く資格を取りたい!という人におすすめです。
また、秋葉原ドローンスクールにはもう一つ、練習場が完全屋外という特徴があります。そのため、風でドローンの姿勢が乱されたり、機体が遠く離れて見失いそうになったりと、実際にドローンを活用する状況と近い環境で練習を積むことができ、実践的な操縦技能を身につけられます。屋外練習場はスクールの卒業後も無料でレンタルでき、屋外での練習場所を見つけるのが難しい首都圏在住者にとっては大きなメリットがあります。
スクール名 | 秋葉原ドローンスクール |
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代表的なコース | 養成コース |
受講日程 | 4日間~ |
取得できる資格 | JUIDA認定資格「無人航空機操縦技能証明証」及び「無人航空機安全運航管理者証明証」 |
受講料 | 228,000円(税抜) |
住所 | 東京都千代田区外神田1-16-9 朝風二号館ビル7F |
運営会社・事業内容 | 田中電気株式会社(無線通信事業、放送設備点検事業等) |
URL | http://drone.tanaka-denki.co.jp/school/ |
日本ドローンアカデミー大阪校
関東のJUIDA認定スクールを紹介したので、関西のスクールも紹介しておきましょう。日本ドローンアカデミー大阪校は、札幌、東京、名古屋、大阪、福岡、沖縄と全国にJUIDA認定スクールを6校展開している「日本ドローンアカデミー」の系列校です。日本ドローンアカデミーの特徴は、操縦技能の向上にかなり力を入れていること、そして特に空撮分野に強みがあるということです。
卒業までに18時間というかなり長い飛行実習時間を確保しているため、他のJUIDA認定スクールと比べて操縦技能が身につきやすいと言えます。操縦技能向上にかなり力を入れているDPA認定スクールでも、未経験者から資格取得を目指す場合の飛行実習時間は約18時間なので、それと同等の力の入れ具合ということですね。
また、日本ドローンアカデミーでは現役の空撮オペレーターが講師を務めているため、特に空撮に関しては実用的なスキルを得る機会が多いと思います。卒業生を対象にした空撮合宿も開催しているそうなので、そういった方法でも技術を身につけられそうですね。
スクール名 | 日本ドローンアカデミー |
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代表的なコース | ドローン操縦士+安全運航管理者コース |
受講日程 | 5日間 |
取得できる資格 | JUIDA認定資格「無人航空機操縦技能証明証」及び「無人航空機安全運航管理者証明証」 |
受講料 | 270,000円(税抜) |
住所 | 大阪校:大阪府大阪市西成区岸里1-1-40 |
運営会社・事業内容 | 大阪校:Drone System(空撮事業、屋内サーキット場運営事業等) |
URL | https://drone-a-osaka.com/ |
ドローンスクールジャパン 東京中目黒校
JUIDAと並び広く普及している資格であるDPA認定「ドローン操縦士回転翼3級」を取得できるDPA認定スクールの中からは、「ドローンスクールジャパン東京中目黒校」をおすすめします。こちらのスクールへは、K-kiが実際に操縦体験・説明会にうかがって話を聞いてきているので、まずはこちらを読んでもらうのが良いかと思います。
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仕事に繋がる!ドローンスクールジャパン東京中目黒校の無料体験レポ
ドローンスクールジャパン東京中目黒校で無料説明会&操縦体験をしてきました。細かく質問して分かった、DS・J東京中目黒校の強みを解説します。ドローンビジネスに精通した会社が運営するスクールであり、資格を仕事に繋げられます。
簡単にまとめると、DS・J東京中目黒校の強みは以下のとおりです。
- スクールの運営会社にドローン測量、空撮などで実績がありノウハウを得やすい。
- ドローン関連の仕事マッチング事業も行っており卒業後の仕事の斡旋にも積極的である。
- 外壁調査同行、測量ソフト講習など、卒業後に無料で実践的な補講を受けられる。
特にドローンを仕事にしたい、ドローンを活用してビジネスをやりたいと思っている人にとっては、かなりおすすめできるスクールです。DPA認定スクールなので、もちろん操縦技術の向上にも定評があります。
スクール名 | ドローンスクールジャパン東京中目黒校 |
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代表的なコース | フライトコース ビジネスコース |
受講日程 | フライトコース:2日間 ビジネスコース:2日間 |
取得できる資格 | DPA認定資格「ドローン操縦士回転翼3級」ほか |
受講料 | フライトコース:120,000円(税抜) ビジネスコース:200,000円(税抜) |
住所 | 東京都江戸川区松江5-7-13 |
運営会社・事業内容 | SKYESTATE株式会社(外壁調査、空撮、測量、太陽光パネル点検ほか) |
URL | https://sky-estate.com/lp/y3tdxkuy/ |
ドローンスクールジャパン アグラス野田校
同じくドローンスクールジャパンの系列である「ドローンスクールジャパン アグラス野田校」は、ドローンを農業分野に活用したいと考える人にとって非常に有用です。それは、DJI製の農業用ドローン「AGRAS MG-1」の操作に特化した「スマート農業コース」を開講している数少ないスクールだからです。
農薬散布用ドローンはこれまで農薬散布に使用していた無人ヘリコプターと比べ、導入コストが約10分の1とも言われており、現在急速に普及している途中です。農薬散布ドローンの活用を考えている人は、まずは無料説明会に行ってみるのをおすすめします。
ドローン大学校
未成年者に対する面白い取り組みを行っているドローンスクールに「ドローン大学校」があります。東京、名古屋、岡山、博多に4校を展開するJUIDA認定スクールなのですが、未成年者限定で同期内の成績1位の人は、学費全額無料となる「特待生制度」を運用しているそうです。
未成年で実技、座学ともに自身があるという人は、特待生狙いでチャレンジしてみるのも面白いと思います。
デジタルハリウッド
デジタルハリウッドロボティクスアカデミーは、JUIDA認定スクールの第1号として開校したスクールです。独自開発の映像配信システム「Any」によるオンライン学習システムが整備されており、忙しい人でも時間を取って受講しやすいカリキュラムになっています。
DJI CAMP
DJI製ドローンを持っているとか、既に仕事で10時間以上の飛行経験があるという人は、DJI CAMPに参加してDJIスペシャリストの資格を取得するのが、最も手軽で安価にドローン操縦の資格を取得する方法になるでしょう。
JUIDAやDPA認定のドローンスクールが多数あるように、DJI CAMPを開催している会社もかなり多数ありますが、ここではその中でも継続的にDJI CAMPを開催し続けているDJIの正規代理店「セキド」が主催するものをおすすめしておきます。
DJIスペシャリストの約4割はセキドのDJI CAMPの卒業生という情報もあり、実績は折り紙付きです。基本的に横浜近辺で開催しているため、首都圏在住であればアクセスも比較的良いと思います。
地域別のおすすめドローンスクール
おすすめのドローンスクールをいくつか紹介しましたが、現実的には通えるドローンスクールは居住地の影響を強く受けるため、住んでいる場所ごとにおすすめのスクールが変わってきます。そこで、地域別におすすめのドローンスクールを紹介するページも用意しておきました。ここではそれぞれの紹介ページへリンクを張っておきます。
北海道地方
北海道のおすすめドローンスクールは、こちらのページを参考にしてください。
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札幌/北海道のおすすめドローンスクールまとめ!比較のコツも解説
札幌市/北海道でおすすめのドローンスクールを、取得できる資格や受講料、アクセス等を比較しつつ紹介します。資格の種類やドローンを飛ばすためのルール、資格取得のメリット等の知識も解説します。まずは無料説明会に参加してみましょう。
関東地方
関東地方・東京近辺のおすすめドローンスクールは、こちらのページを参考にしてください。
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東京都内/近郊のおすすめドローンスクールまとめ!比較のコツも解説
東京都と近郊(関東地方)でおすすめのドローンスクールを紹介します。また、スクールを選ぶに際し、ドローン操縦資格の必要性や、どの資格の実用性が高いか、そしてドローンスクールを選ぶ際に着目すべきポイントなども紹介しています。
中部地方
中部地方、特に名古屋近辺のおすすめドローンスクールは、こちらのページを参考にしてください。
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名古屋/愛知のおすすめドローンスクールまとめ!比較のコツも解説
名古屋(愛知)と近郊(中部地方)でおすすめのドローンスクールを紹介します。ドローンスクールを選ぶときに必要な、操縦資格の必要性、実用性の高い資格の種類などの補足知識もしっかり説明し、スクールの選び方まで解説しています。
近畿地方
近畿地方・大阪近辺のおすすめドローンスクールは、こちらのページを参考にしてください。
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大阪府内/近郊のおすすめドローンスクールまとめ!比較のコツも解説
大阪府と近郊(近畿地方/関西)でおすすめのドローンスクールを紹介します。ドローンスクール選びの際に迷いがちな、操縦資格の必要性や、どの資格の実用性が高いかなどの疑問を解決し、ドローンスクールの選び方も説明しています。
九州地方(沖縄以外)
沖縄を除く九州地方・福岡近辺のおすすめドローンスクールは、こちらのページを参考にしてください。
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福岡県内/近郊のおすすめドローンスクールまとめ!比較のコツも解説
福岡県および九州のおすすめドローンスクールを、取得できる資格、受講コース、受講料、アクセス等を比較して紹介します。ドローンスクールを選ぶ際には知っておきたい、ドローン飛行のルールや資格を取るメリット等の知識も解説します。
沖縄県
沖縄県のおすすめドローンスクールは、こちらのページを参考にしてください。
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沖縄のおすすめドローンスクールまとめ!比較のコツも解説
沖縄のおすすめドローンスクールを、取得できる資格、受講コース、日程、受講料、アクセス等を比較して紹介します。ドローンスクール選びに必要な、資格の種類やドローンを飛ばすためのルール、スクールの評価指標等知識面も解説します。
ドローンの活用分野別のおすすめドローンスクール
さらに、ドローンは活用分野ごとに必要となる技術・知識に差があるため、ドローンスクールによって得意な分野・不得意な分野が存在します。当サイトでは、こうしたドローンの活用分野別にもドローンスクールをまとめています。
これらのページもぜひ読んでみてください。
まとめ:ドローンスクールに行ってみよう
今回は、ドローンスクールとは何ぞやというところから始まり、資格を取得するメリット、実用性の高い資格、ドローンスクールの選び方、おすすめのドローンスクールと、かなりボリュームたっぷりでお送りしました。もうお腹いっぱい、ドローンスクールのことは分かったという気持ちになるかもしれませんが、最後に言いたいのは「百聞は一見にしかず」ということです。
実際にドローンスクールを見に行ってみると、このページでは触れられていなかった魅力や、見落としていたデメリットなどに気づくこともあると思います。多くのドローンスクールが無料体験を実施してくれているので、とにもかくにも、興味がある人はまずは一度見に行ってみるのが良いと思いますよ!