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格安&全国対応のドローンスクール!デイトラ ドローンコース徹底解説

完全オンラインで格安!デイトラ ドローンコース徹底解説!

こんにちはー!ドローンを自分で作ったりプログラムを書いたりしているK-ki(K-ki@Ailerocket)です。

ドローンが世間の注目を集め各所で広く取り上げられ始めたのは、2015年頃のことです。このページを執筆している2022年1月の時点では、そこから既に約6年が経過し、ブームもかなり落ち着いた様相となっています。

一過的なブームを過ぎたドローンは、既に社会にとってなくてはならないツールの一つになりつつあります。また、ドローン関連ビジネスの展望については以下の記事等で説明してきたとおりであり、現在は大きく拡大していく段階にあるとされています。

ドローンパイロットになる!知っておきたい業界・法律・資格・技術・求人
ドローンパイロットになる!業界・法律・資格・技術・求人を知ろう

ドローンパイロットになって好きなことを仕事にしましょう!ドローンを飛ばす仕事をするために、知っておくべき業界の特徴や法律・ルール、役に立つ資格とその取得方法、操縦の練習方法や仕事・求人の探し方まで、網羅的に解説します。

拡大基調のドローンビジネスの波に乗り、ドローンパイロットとして仕事をしてみたいと思う人は多いでしょう。しかしながらドローンの操縦・運用には少なからず専門知識が必要で、気軽に始められる仕事とは言いにくいです。

そういったドローンパイロットを目指す人たちに助け舟を出しているのが「ドローンスクール」です。ドローンスクールでは、ドローンの運用に関する知識や実際にドローンを操縦する方法などを学ぶことができます。

ドローンの学校?ドローンスクールとは何か
ドローンの学校?操縦技能と安全知識を学べるドローンスクールとは?

ドローンスクールとは、ドローンの普及に伴い今後不足するドローンパイロットとしての資格を習得できる学校です。ドローンスクールで勉強する内容や資格の有用性、スクールの選び方、受講費用、おすすめのスクール等の情報をまとめます。

また、ドローンの操縦にはライセンス(国家資格)の取得を義務付ける、という航空法改正案がすでに閣議決定されています。国家資格の詳細はまだ未定ですが、既存のドローンスクロールが発行している民間資格を取得していると国家資格が取りやすくなる、という方針で調整が進められているため、ドローンパイロットになりたい人にとってドローンスクールで資格を取るのは、決して無駄にはならないはずです。

しかし従来のドローンスクールは、受講料金が高額で敷居が高いのが難点でした。今回紹介するのは、そんなドローンスクール界隈に新しく登場した「デイトラ」というドローンスクールです。デイトラは、これまでになく「気軽に」チャレンジできるドローンスクールなので、興味のある人は体験受講だけでもぜひ試してみましょう!

デイトラとは

まずはデイトラについて、運営企業と事業形態の観点から簡単に紹介します。ドローンスクール運営元の会社がどんな事業を展開しているのか知っておくと、そのスクールの特徴が推測できるのでぜひ把握しておきましょう。

オンラインプログラミングスクールの会社が運営するドローンスクール

デイトラの運営企業は「株式会社デイトラ」という会社です。この会社は、Webメディアやオンラインのプログラミングスクールを運営している会社で、「デイトラ」というのはこの会社が運営するオンラインプログラミングスクールの名称です。

「プログラミングスクール?ドローンスクールじゃなくて?」と思う人も多いでしょうが、このドローンスクールは、「デイトラ」というプログラミングスクールの提供する学習コースの一つ(ドローンコース)です。しかも、先程書いたようにオンラインで動画形式の授業を提供するプログラミングスクールのため、ドローンスクールとしての講座も動画で提供されます。

つまりデイトラのドローンコースは、オンラインプログラミングスクールのノウハウを活かし、授業をオンライン化することでコストを抑え低価格を実現した、従来にない新しい形のドローンスクールなんです。

デイトラのドローンコースで取得できる資格

では次に、デイトラのドローンコースではどんな資格を取れるのか説明していきましょう。ドローンスクールによっては取得できる資格が何種類かある場合もありますが、デイトラの場合は基本的に「UAS LEVEL 2」の1種類とシンプルな構成になっています。

UAS LEVEL 2

デイトラのドローンコースで取得できるのは「UAS LEVEL 2」という資格です。この資格は「株式会社ドローンネット」が国土交通省の認定を受け管理している資格で、デイトラはドローンネット社と提携して「UAS LEVEL 2」を取得するための講習を提供しているという構図です。

補足説明

記事執筆時点では、国土交通省の公認を受けた資格に関わる企業としては、「管理団体」と「講習団体」が存在しています。資格の発行を行うのが管理団体、その傘下で講習を提供するのが講習団体です(管理団体が講習団体を兼ねることもあります。)。デイトラの場合で言えば、管理団体がドローンネット、講習団体がデイトラとなります。以下のページも参考にしてください。

ドローンの資格にはどんな種類がある?JUDIA・DPA・DJIほか
ドローンの資格にはどんな種類がある?JUIDA・DPA・DJI等を解説

ドローンの操縦に関連する資格について、認定団体や法的背景も交えて分かりやすく解説しています。種類が非常に多いドローンの資格の中から、実用性の高いものを抽出し、取得方法、費用、有効期限、受講資格などを紹介します。

ドローンネット社はホビー・エンタメ色の強い用途でドローンを活用するビジネスに強みがあり、ドローンレース等イベントの企画運営やYouTubeでの動画配信などを行っています。また、ドローンを使った屋根・外壁点検の請負や空撮写真・動画素材の販売プラットフォーム「SKYSTOCK」の運営なども行っており、幅広くドローンビジネスを展開している会社でもあります。ドローンネット社の運営する以下のサイトも参考になるでしょう。

参考ドローンのことなら、スカイファイトにお任せ|SKY FIGHT

10時間飛行履歴証明書

デイトラのサイトでは、UAS LEVEL 2の資格取得を証明する「UAS Level2技能認証カード」と並び「10時間飛行履歴証明書」が取得できることも紹介されています。こちらの方は資格というよりも、国土交通省に対して「包括飛行許可申請」を行う際に必要となる10時間の飛行時間を証明する書類という位置付けです。基本的にどこのドローンスクールでも10時間以上の飛行経験は積むため、特別な資格というわけではありません。

そもそも、包括飛行許可申請時の飛行時間は自己申告なので、誰かに証明して貰う必要があるわけではありません(当然ですが嘘をついていいということではありません。)。受講者への安心材料という程度のものだと認識しておけば良いです。

デイトラ ドローンコースの強み

ここまでで、デイトラの特徴や取得できる資格については理解できたと思います。それらを踏まえて、ドローンスクールとしてのデイトラの強みはどこにあるかをまとめます。

受講料が安く気軽に挑戦できる

まずは第一に、受講料の安さが挙げられるでしょう。ドローンの資格として知名度の高い「ドローン操縦士回転翼3級」や「無人航空機操縦技能証明証」の場合は、資格取得のための講習の受講料は20~30万円程度です。それに対して、デイトラのドローンコースは79,800円(税込)のため、圧倒的に安いと言っても良いでしょう。これは、オンラインの動画授業とすることで人件費が削減できるからこその料金だと考えられます。

さらに、2022年1月4日~31日までは特別割引キャンペーンが実施中で、受講料は1万円引きの69,800円(税込)となります。ここまで安いと、講習を受講するための心理的ハードルはかなり低くなってきますね。安価なためあまり気負わずに資格取得にチャレンジできる、これはデイトラ ドローンコースの大きな強みと言えます。

オンラインでの自習形式なので時間と場所に融通が利く

次に見過ごせないのが、オンラインであるがゆえのメリットです。通常のドローンスクールであれば、自動車教習所のようにあらかじめ予約した上で受講者がスクールへと出向く必要がありますが、オンライン授業ならいつでもどこでも授業を受けることが可能です。

これなら仕事などで忙しい人でもスキマ時間で学習に取り組むことができるため、途中で挫折して資格取得を諦めてしまう、なんて悲劇が起こりにくいはずです。

試験会場のアクセスが良い

デイトラの講習自体はオンラインですが、全ての講習を受講し終わったら資格を取得するために試験を受ける必要があります。講習はオンラインで受けられるのに、試験は東京でしかやっていない、なんてことになると、東京以外に住んでいる人にとっては少し利用しにくくなってしまいますよね。

しかしこの点はきちんと配慮されていて、2022年1月の時点で東京・大阪・福岡・仙台の全国4箇所で試験を受けることが可能です。今後は名古屋など他の試験会場が追加される予定ともアナウンスされているので、基本的に講習を受講したスクールで資格取得試験を受けなければならない他のドローンスクールと比べれば、試験会場について自由度が高くより多くの人にとって便利になると言えるでしょう。

以上のとおり、デイトラのドローンコースはオンライン講座という形式を採用していることもあり、他のドローンスクールにはない長所が数多くあります。実際に学習をすすめる際のイメージは、公式サイトを見ればつかみやすいと思うので併せてチェックしてみましょう。

デイトラ ドローンコースの弱み

一方で、当然ながらデイトラのドローンコースにもウィークポイントが存在します。K-kiが特に気になったのは以下の2箇所で、これらの短所が気になる場合は事前によく検討し、納得してから申し込むようにしましょう。

レンタルされる機体が小型すぎる

まず気になるのが、レンタルされる機体です。デイトラの公式サイトによれば、講座の受講に際し貸し出される機体は「SKY FIGHT X」という、屋内で飛行させることを前提とした非常に小型の機体です。言ってしまえば、仕事で使うような何か作業をするためのドローンというよりは、ただ飛ばすことを楽しむホビーユースに近い機体です。

こういった小型の機体で練習することが悪いわけではありませんが、仕事としてドローンを飛ばすとなればもっと大型の機体を風など外乱のある屋外で飛行させる状況は当然訪れます。しかし、オンラインが前提かつレンタルされる機体がこれでは、実務で使用する機体や環境へ適応できるかに不安が残ってしまう人もいると思います。

操縦方法自体はSKY FIGHT Xのようなマイクロドローンでも、空撮や点検に用いられるような中~大型のドローンでもそこまで変わるものではありません。講習動画に沿った練習を、レンタルされる小型の機体だけでなく中型以上の大きさの機体でもしておけば解消する不安だとは思いますが、レンタルできる機体だけでは実務に不安が残りうることは認識しておくべきでしょう。

ライセンス維持費が高い

次に気になるのが、デイトラで取得できる資格「UAS LEVEL 2」の維持費の高さです。

ドローンスクールで発行される資格には、免許のように何年間かで更新が必要となり、その際に更新料が発生するものが多いです。DPAの「ドローン操縦士回転翼3級」の場合は2年毎の更新で更新料が6000円、JUIDAの「無人航空機操縦技能証明証」の場合は2年毎の更新で7000円、という具合です。

UAS LEVEL 2もこれらと同じく更新が必要な資格ですが、上記2つと異なるのは月額980円の月額制だということです。2年間だと資格の維持費が23,520円になるので、上記2つの資格と比べると高額です。

一方で月額制であるがゆえに、どここかで見切りをつけて早期に辞める事もできます。撤退のハードルが低いことは悪いことではないため、「気軽に挑戦できる」というデイトラの特色と相性の良いシステムだと考えることもできるでしょう。

デイトラ ドローンコースの履修内容と費用

まず、デイトラのドローンコースの詳細をかんたんにまとめておきましょう。

デイトラ ドローンコースの詳細
学習形態 完全オンライン
受講費用 ¥79,800(税込)(2022年1月31日まで期間限定で¥69,800
取得できる資格 ドローンネット認定資格『UAS LEVEL 2』
受講内容 座学、操縦、UAS LEVEL 2資格取得対策等
使用機体 無料貸出(SKY FIGHT X)(3ヶ月間)

また、デイトラのドローンコースは、以下に示す4つのステップにわかれたカリキュラムから構成されています。

デイトラ ドローンコースの4STEP

  1. 準備編
  2. 座学編
  3. 操縦編
  4. 試験対策編

ここではそれぞれのステップで学ぶ内容をかんたんに紹介しておきます。

準備編

準備編では、ドローンの操縦者として活躍するために必要なビジネス上の知識を学ぶことができます。ドローンに関わる日本の法整備がどういう状況なのか、空撮検査・点検など、ドローンが活躍する市場にはどんな分野があるのか等について知ることができるでしょう。この手の話題は当サイトでは以下のカテゴリにまとめているので、興味があったらこちらも覗いてみてください。

カテゴリドローンビジネス

座学編

座学編では、ドローンを扱う上で知っておくべき機体の構造や飛行の原理、航空法電波法などの具体的な法律、操縦の基本や安全を確保するためのノウハウ等についての学びます。

操縦編

操縦編では、実際にドローンを飛行させながら、基礎・応用・空撮の3段階に分けてスキルを習得していきます。ここで学ぶ機体の挙動(マニューバ)は、前後/左右の移動といった基礎的なもの、それらを組み合わせた四角移動、さらに空撮でよく使われるノーズインサークルなどがあります。

ドローン操縦の基礎トレーニング方法9種+シミュレーター
ドローン操縦の練習方法!基本トレーニング9種とシミュレーター活用

ドローンの操縦技能を身につけるための、ホバリング、旋回、8の字、ノーズインサークルなど具体的な練習方法を9種類紹介します。また、ドローン操縦を理解するための航空力学的エッセンスやシミュレータの活用などにも触れています。

こういったドローン操縦の練習方法は、デイトラオリジナルのものではなくある程度広く知られている方法です。当サイトでは上記のリンク先で紹介しているので、こちらを併せて読んでもらうとイメージが湧きやすいと思います。

試験対策編

最後の試験対策編では、デイトラのドローンコースの最終目標である「UAS LEVEL 2」取得のために実技試験で問われる操縦技能を習得します。デイトラのサイトによれば、このステップで学習する内容は以下のとおりです。

  1. 進行方向旋回
  2. バック旋回
  3. テールインサークル
  4. 目視外の旋回移動
  5. 目視外のノーズインサークル

試験対策を1つのステップとして独立させしっかりとやってくれるので、試験前に不安を払拭できそうですね。

デイトラのドローンコースまとめ

以上、今回はオンラインで動画授業を受ける新しい形態のドローンスクール、デイトラのドローンコースについて紹介しました。受講料が高く時間的・場所的な制約も大きかった従来型のドローンスクールと違い、時間や場所に縛られず、安価が故に気軽に挑戦できるというところが、この講座の最たる特徴と言えるでしょう。

特に気軽さという面については、値段以上にオンライン講座であることによる制約の少なさが大きなポイントになっています。ドローンの資格に興味がある、でもなかなか踏ん切りがつかないという人こそ、デイトラのドローンコースで一歩踏み出してみることをおすすめします。

もちろん、インストラクターにつきっきりで教えてもらえる従来型のドローンスクールにもメリットはあります。特に、オンライン授業にはない丁寧なコーチングが得られるという点は大きいです。デイトラ以外のドローンスクールにも興味がある人は、ぜひ以下のページも参考にしてください。

ドローンスクール比較 おすすめを紹介します!
ドローン操縦スクール比較!取得資格や受講コースからおすすめを紹介

ドローンスクールで資格を取る際に湧く疑問を徹底解決します。ドローンを飛ばすための資格の必要性から始まり、資格を取得するメリット、実用性の高い資格、ドローンスクールの選び方、おすすめのドローンスクール等を解説しています。

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K-ki

著者:K-ki 子供のころに作った模型飛行機がきっかけで航空宇宙の世界に足を踏み入れたエンジニア。HNは「けーき」と読みます。 好きなものは航空機(固定翼・回転翼・ドローンなど全般)と生き物・アクアリウム。

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