こんにちはー!K-ki(K-ki@Ailerocket)です。
2015年頃から日本国内でも急速にドローンが普及しはじめ、ニュースなどで話題になることも多くなりました。しかし、「ドローンスクール」という言葉には馴染みがない人も少なくないと思います。
ドローンは今後さらに活躍の場を広げていくことが予想されていますが、それに伴ってドローンパイロットは不足すると言われています。そのパイロットを養成するのがドローンスクールというわけです。
このページでは、今後ますます重要になってくるであろうドローンスクールについて、一体何をするところで、どんなことができるのか、そしてドローンスクールに通うなら、どのスクールに通うべきなのかなど、役立つ情報を紹介します。
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ドローンパイロットになる!業界・法律・資格・技術・求人を知ろう
ドローンパイロットになって好きなことを仕事にしましょう!ドローンを飛ばす仕事をするために、知っておくべき業界の特徴や法律・ルール、役に立つ資格とその取得方法、操縦の練習方法や仕事・求人の探し方まで、網羅的に解説します。
また、ドローンパイロットになるために知っておきたいことを、ドローンスクールに限らずまとめたページがこちらにあります。ぜひ、併せて読んでみてください。
ドローンスクールとは何を学ぶ学校なの?
ドローンスクールという名前からは、ドローン(無人航空機)に関することを勉強するんだろうな、ということは分かると思いますが、もう少し具体的にどんな勉強をするのかを紹介しておきます。ドローンスクールで学ぶのは、大きく分けて以下の2点です。
- 座学
- 実技
ドローンスクールで学ぶ「座学」とは
「座学」とは、ドローンに関する知識を学ぶことを指します。学ぶ範囲は資格によっても異なりますが、ドローン関する法律、ドローンを構成する技術、ドローンを運用する際に知っておくべき気象や電波の知識、そして安全性やそれを実現するためのリスク管理など、非常に広範です。
ドローンに限らず航空機の業界では、何よりもまず安全が重視されます。空を飛ぶ物体に不具合が発生すれば、必ず「墜落」という重大な危険がつきまとい、運用者だけでなく無関係の人までも巻き込む重大な事故につながる恐れがあるためです。ドローンを安全に運用するための十分な知識を身につけるため、ドローンスクールでは座学の講習が用意されているのです。
ドローンスクールで学ぶ「実技」とは
一方で「実技」とは、ドローンの操縦技術を磨くことを指します。最近はコンシューマー向けのドローンであっても自動操縦機能がかなり発達しており、スイッチ操作くらいしかしなくても飛ばすことは可能です。しかし、自動操縦に限らずどんなシステムも必ず故障することはあり、安全が重視される航空機の世界では、たとえ故障が発生したとしても安全に着陸までもっていけるように準備しておくのは常識です。
従って、ドローンパイロットは、自動操縦システムが故障したとしても安全に着陸まで持っていける操縦技能は最低限必要です。さらに言えば、風などの環境条件、空撮や測量などのミッション案件によっては、自動操縦に頼るだけでなく操縦者のマニュアル操縦が求められる状況も多々あります。ドローンを使って目的を安全に達成するためには、「実技」の訓練は欠かすことはできません。
さらに、スクールによっては空撮のためのカメラ操作方法など、ドローンの機体だけではなく、装備品の操作方法も実技として教えてくれる場合があります。
資格を取得しないとドローンを飛ばしてはいけないの?
ドローンの資格に関する疑問で一番多いのは、資格がなければドローンを飛ばしてはダメなのか、というものでしょう。結論から言うと、答えはノーです。ドローンに関する資格を何も持っていなくても、ドローンを飛ばすことは可能です。
ただし、いくつか注意点もあります。ドローンを操縦すること自体に資格は必要ありませんが、ドローンを操縦するためには電波を使用するため、電波法が適用されます。一般的なドローンは、2.4GHz帯というWi-Fiと同じ周波数帯の誰でも使用できる電波を使用するため、特別な資格は必要ありません。しかし大型の産業用ドローンやFPV用のゴーグルを使用する場合に、5.7GHz帯や5.8GHz帯と呼ばれる周波数帯の電波を使用する場合は、電波法に基づいて「第三級陸上特殊無線技士」や「第四級アマチュア無線技士」の資格が必要です。
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【電波法編】ドローン関連の法律解説!技適マークと周波数に要注意!
ドローンを規制する法律は数が多く内容も様々なためわかりにくいです。そこでドローン関連の法律から電波法を取り上げ、その規制内容や違反事例を紹介します。ドローンパイロットに限らずエンジニア・開発者も理解が必要な法律です。
また、特定の空域や方法でドローンを飛ばす場合は、航空法に基づき国土交通大臣の許可や承認が必要になる場合があります。
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【航空法編】ドローン関連の法律を解説!200g規制や空域制限の根拠法
ドローンに関する法律は数多く、状況によって様々な規制があり複雑でわかりにくいです。初心者を含むドローンパイロットが法律を遵守してドローンを飛ばせるよう、ドローン規制法の中から航空法について規制内容や違反事例を紹介します。
このように基本的には資格不要で飛ばせると言いつつも、ドローンの飛行には複数の法律が関連してくるため、実際にはルールが複雑で分かりにくいです。以下のページでドローン関連の法律やルールについて紹介しているので、よければ参考にしてください。
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ドローンの飛行に免許・資格は必要?操縦に関するルール・法律を解説
ドローンを飛ばすための資格・免許の必要性や関連する法律を紹介します。また、ドローンを飛ばすために許可・承認が必要になる事例を解説します。ビジネスでよく利用されるドローン操縦の民間資格についても実用性の高いものを紹介します。
ドローンスクールで取得できる資格には何があるの?
ドローンを飛ばすために資格が必要ないということは、現状存在するドローン関連の資格は、法律の規定などに基づかない民間資格だということです。民間資格はそれぞれの認定団体が自由に発行しており、どんな資格があるか管理する人もいないので、その全容を把握するのは難しく、正確に何種類の資格があるかは正直わかりません。わからないほど多数の資格があるということです。
一方で、ドローンの資格には国土交通省による公認制度が存在しています。この制度は、航空法による空域及び飛行方法に関する規制に関連しています。
上にも書いたとおり、空港周辺や人口集中地区の上空など、特定の空域でドローンを飛ばすためには国土交通大臣の許可が、目視外飛行や夜間飛行など、特定の方法でドローンを飛ばすためには国土交通大臣の承認が必要です。こうした許可・承認を得るために、国土交通省に対して飛行許可申請をする必要があります。
国土交通省の資格に対する公認制度は、この飛行許可申請の手続き簡略化を目的としており、公認を得た資格を取得している人は飛行許可申請において一部の書類を省略できるというメリットがあります。また、国土交通省の公認を得るためにはそれなりの基準を満たす必要があるため、公認の資格は権威性も増します。従って、ドローンの資格を取得するならまずは国交省公認のものをおすすめします。
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ドローンの資格にはどんな種類がある?JUIDA・DPA・DJI等を解説
ドローンの操縦に関連する資格について、認定団体や法的背景も交えて分かりやすく解説しています。種類が非常に多いドローンの資格の中から、実用性の高いものを抽出し、取得方法、費用、有効期限、受講資格などを紹介します。
ドローン関連資格の種類については、こちらのページが詳しいです。併せて読んでみてください。
ドローンスクールはどんな観点で選べばよいの?
国土交通省の公認を受けている資格は2019年9月時点で40種類以上もあります。さらに、これらの資格を取得可能なドローンスクールの数になると、なんと600校を超えてきます。このように膨大なスクールの中から、どうやって受講するスクールを決めればよいのでしょうか。ここでは、そんな疑問に答えるため、ドローンスクールの選び方を考えてみます。
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ドローンスクールの選び方!取得資格・アクセス・費用などの考慮事項
ドローンの資格を取得するために、どんなドローンスクールで学ぶべきか、選び方のポイントを紹介します。取得できる資格の種類や、ドローンビジネスへの精通度が特に重要です。また、資格の必要性や資格を取得する意義なども説明します。
なお、ドローンスクールを選ぶ方法は、上のページでより詳細に解説しています。ここではこのページの抜粋程度に留めるので、より詳しく知りたい方はリンク先も見てくださいね。
取得できる資格
ドローンスクールを選ぶ際の観点には色々ありますが、非常に重要なポイントの1つは「どの資格を取得できるか」です。前の項目では、ドローンの資格には多くの種類があるものの、まずは国土交通省の公認を得ているものから選ぶのが良いだろうと書きましたが、実は国交省の公認を得ている資格まで絞ったとしても、まだ資格の種類は40種類以上存在しているのです。
ここからどんな資格を選んでいくかには一概な正解はありませんが、ドローンを仕事・ビジネスで活用するために資格を取るとすれば、資格の持つ権威性≒知名度が重要と考えられます。そこで知名度という観点から、K-kiは以下3つの資格をおすすめします。
ポイント
ドローンスクールで資格を取るなら以下3つの中から選ぶのがおすすめです。
- 日本UAS産業振興協議会(JUIDA)が発行する「無人航空機操縦技能証明証」他
- ドローン操縦士協会(DPA)が発行する「ドローン操縦士回転翼3級」他
- DJI JAPANが発行する「DJIスペシャリスト」他
このうち、DJIスペシャリストを取得する場合は「DJI CAMP」という教育プログラムに参加する必要があるのですが、この教育プログラムは飛行経験が10時間以上ないと参加できません。そのため、ドローンの操縦経験がない人や経験が浅い人は、JUIDA認定資格かDPA認定資格のどちらかを取るのが一般的です。
受講費用
ドローンの資格がいくら役立つとしても、取得コストを無視するわけにはいきません。しかも、ドローンの資格取得には数万~数十万程度のお金がかかるため、受講費用を甘く見ることはできないでしょう。ドローンスクールを決める際には、受講料がいくら必要かも確認しておきましょう。
資格の種類別にどれくらいの受講費用が必要になるかの目安は、下の「資格取得までにどれくらいのお金がかかるの?」の項目で紹介しています。併せて参考にしてください。
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ドローンの操縦資格を取る!スクール関連で必要な費用まとめ
ドローン操縦の資格を取得するためには、ドローンスクールで講習を受けるのが一般的です。しかし、料金面に不安がある人もいるでしょう。そこで、ドローンスクールも含め資格の取得とドローンの運用で必要になるお金についてまとめます。
またこちらのページでは、ドローンスクールの受講費用に始まり、資格を申請するための手数料やドローンの運用に際して必要となる保険などの観点も含め、ドローンに関連して発生する費用についてまとめています。こちらも読んでみてください。
ドローンビジネスへの精通度
ドローンスクールの運営者が、ドローンビジネスにどれくらい精通しているかも重要なポイントです。空撮、測量、建築物やインフラの点検など、ドローンの活用が活発な業種でビジネスを展開している会社が運営しているドローンスクールであれば、インストラクターの人がドローンビジネスの実務を兼任している場合は多いです。
そういった実務経験の豊富なインストラクターに教わることができれば、ドローンビジネスの現場でより役に立つ知識・ノウハウを得ることができます。スクールを選ぶ際には、運営会社の事業内容を確認し、スクール事業以外にもドローンを使ったビジネスの実績があるかどうかを確認しておくことをおすすめします。
アクセス
住んでいる場所からドローンスクールまでのアクセスも、地味ながら気にしておきたいポイントです。スクールにも取得する資格にもよりますが、資格の取得までには2~4回程度はドローンスクールに通う必要があります。スクールがあまりにも遠い場所だと、通学が大変になってしまいます。
ただし、K-kiの個人的な考えとしては、「このスクールで学びたい」と思えるドローンスクールがあるのなら、場所を気にせずにそこで資格を取得するのが良いと思います。私が聞いたことのある話では、新潟からキャンピングカーで東京まで出てきて、そこで寝泊まりしながら資格を取ったという人も居たそうなので、少々遠いくらいで諦めることはないと思います。アクセスが不便でも、それに勝るメリットのあるスクールを見つけられたのなら、そこで取るのが良いでしょう。
資格取得までにどれくらいのお金がかかるの?
ドローンスクール選びのポイントは、概ね理解してもらえたでしょうか。思っていたよりも多くの考慮点があったのではないかと思います。
その中でも、ドローンスクールでの資格取得を検討している人にとって一番気になるポイントは、やはり「受講費用」ではないでしょうか。ここでは参考として、上でおすすめした資格について、それぞれの受講費用の相場を紹介しておきます。
ポイント
資格ごとの取得に必要な受講費用の目安は以下のとおりです。
- JUIDA認定スクール:20万~50万円
- DPA認定スクール:20万円(飛行経験10時間以上)又は約30万円(飛行経験あり10時間未満)
- DJI CAMP:6万~10万円(飛行経験10時間以上)
DJI CAMPの安さが目立ちますが、DJI CAMPは10時間以上の飛行経験がないと受講できない上に、講習というよりも試験の雰囲気が強く実技に関してはテストの一発勝負という感じです。十分な経験があり技術に自身のある人以外には、少しハードルが高い資格とも言えますね。
JUIDA認定スクールとDPA認定スクールは、価格的にはどちらも似たようなレベルです。ただし、DPA認定スクールは全国一律の受講料になっているところ、JUIDA認定スクールではスクールごとに受講料の差があります。JUIDA認定スクールを選ぶ場合は、近隣の他スクールと値段を比べるくらいのことはしたほうが良いでしょう。
どのドローンスクールがおすすめなの?
ドローンスクールが何かは当然わかったし、ドローンスクールの選び方もわかったと思います。とはいえ、600校を超えるドローンスクールの中から、「これだ!」という1校を探し出すのは大変です。
そこでこのページの最後に、K-ki(K-ki@Ailerocket)がおすすめするドローンスクールを資格別に紹介しておきます。ドローンスクール選びで迷ってしまったら、参考にしてくださいね。
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ドローン操縦スクール比較!取得資格や受講コースからおすすめを紹介
ドローンスクールで資格を取る際に湧く疑問を徹底解決します。ドローンを飛ばすための資格の必要性から始まり、資格を取得するメリット、実用性の高い資格、ドローンスクールの選び方、おすすめのドローンスクール等を解説しています。
また、ここで初回する以上に詳細なおすすめスクールを知りたい方は、こちらのページも読んでみてください。
DPA認定資格を取得するなら ドローンスクールジャパン
DPA認定資格の「ドローン操縦士回転翼3級」を取得するなら、ドローンスクールジャパン(DS・J)がおすすめです。DPA認定スクールは全国に約30校程度ありますが、そのうち20校以上はドローンスクールジャパンの系列校です。DPA認定スクールとしてのノウハウは圧倒的と言えるでしょう。
ドローンスクールジャパンの系列校の中でも、K-kiがおすすめする「東京中目黒校」は、外壁調査や空撮などのドローンビジネスで実績を重ねている「スカイエステート株式会社」が運営しているため、ドローンビジネスの現場で役立つ知識やノウハウを得やすい環境になっています。また、スカイエステートはドローンパイロットと仕事のマッチングサービスも運営しており、卒業後にドローンを使った仕事を斡旋してくれるなど、ドローンをビジネスに繋げやすい環境も整っています。
ちなみに、以前DS・J東京中目黒校で操縦体験をさせてもらい、ついでにスクールの裏話や東京中目黒校の得意分野などについてもお話を聞かせてもらったことがあります。以下のページでその模様をレポートしているので、よければ参考にしてください。
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仕事に繋がる!ドローンスクールジャパン東京中目黒校の無料体験レポ
ドローンスクールジャパン東京中目黒校で無料説明会&操縦体験をしてきました。細かく質問して分かった、DS・J東京中目黒校の強みを解説します。ドローンビジネスに精通した会社が運営するスクールであり、資格を仕事に繋げられます。
JUIDA認定資格を取得するなら日本ドローンアカデミー
JUIDA認定資格の「無人航空機操縦技能証明証」及び「無人航空機安全運航管理者証明証」を取得するなら、日本ドローンアカデミーがおすすめです。札幌・東京・名古屋・大阪・福岡・沖縄の全国6都市でスクールを開校しており、日本全国どこに住んでいる人にとっても、比較的アクセスが良いといえます。
日本ドローンアカデミーは、特に空撮分野に強いスクールで、講師は現役の空撮オペレーターが務めています。空撮の現場を知り尽くした人から、より現場で活きるテクニックを学ぶことができます。また、ドローン操縦の実技練習時間がかなり長いスクールなので、操縦技術をしっかり向上させたい人にもおすすめです。
DJIスペシャリストを取得するならセキドのDJI CAMP
PhantomシリーズやMavicシリーズなど、DJI製のドローンを既に所有している又は業務で使用しているなど、10時間以上の飛行経験がありドローンの操縦技術にも自身がある人には、DJI CAMPに参加してDJI JAPAN認定資格の「DJIスペシャリスト」を取得することをおすすめします。飛行経験と操縦技能があれば、DJIスペシャリストは最も安価に取得できる資格だからです。
DJI CAMPを開催している会社は多数ありますが、実績が豊富なDJIの正規代理店「セキド」が主催するものが、安心でおすすめできます。